北条鉄道がより便利に!ということで、法華口駅(ほっけぐちえき)列車行き違い交差設備完成し、8月30日(日)午前10時過ぎ、好天・酷暑の中、上下列車(定期列車・臨時列車)の行き違いの実運転を行い、完成記念式典が関係者(加西市長、兵庫県副知事、近畿運輸局長他)約30名の来賓が集まり開催されました。
新ホーム(対行式)は北条町行定期列車が進行右側に入線します。
粟生行の臨時列車が進行右側に入線するという右側通行のユニークな列車交差方式採用されました。
詳細の閉塞信号システムについてはわかりませんが将来的に貸切列車等の退避設備としても運用される可能性も見込まれるのかもしれません。
北条鉄道の社長(加西市長)の西村和平氏の式典挨拶と交差設備構想約12年間の経緯について式典冒頭に行われました。
※交差設備構想約12年間の経緯については北条鉄道副社長 佐伯武彦氏の平成26年10月1日に発行された三セク鉄道だより 第40号の寄稿「北条鉄道の再生」に詳しいのでご一読ください コチラから 北条鉄道の再生(佐伯副社長)
交差設備プロジェクトに関わった関係者約30名が式典に招かれ
感謝状の贈呈が西村社長から行われました。
交差設備の供用開始のテープカットが西村社長と来賓の方々の手により行われました。
式典最後には交差設備完成記念碑の除幕式も行われました。
真新しい法華口駅の駅名表、なにか新線開業?のイメージを強く印象付けていました。
旧ホームと重要文化財の駅舎は構内踏切を挟んで新ホームと隣接しています。
新ホームの北条町方面
2020年9月1日(火)から朝 3往復、夜2往復増便 30分ヘッドによる新ダイヤによる営業運転が開始されます。
新ダイヤ開始に伴い通勤定期購入特典キャンペーンが12月末まで行われています。
関係者に配られた交差設備完成記念パンフレット
新ダイヤの時刻表(2020年9月~)
これが日本初の新閉塞信号システムです。
簡単に説明すると、昔の通票(タブレット)がICカードに置き換わり、自動改札機のようなシステムでポイントを自動切り替え、信号を現示するという閉塞信号システムです。
上下列車の運転士が列車交差の都度ICカードを真ん中にあるICカードリーダーにタッチしていました。
粟生方面の軌道状況
左が粟生行、右が北条町行の新ホーム
真ん中が新閉塞信号方式の設備
北条町行の新ホームに停車する定期列車
北条鉄道の初の萌えキャラ「北条ふらわ」の
記念ヘッドマークが粟生方面側に装着されています。
法華口駅列車行き違い交差設備完成記念グッズも
発売開始されました。(北条町駅で販売中)
粟生行定期列車 播磨下里付近
後日、法華口駅(ほっけぐちえき)列車行き違い交差設備の運用開始の模様を特集した動画をテレビ猪名川YouTubeチャンネルでご紹介する予定ですのでご期待ください。
(テレビ猪名川映像取材部)