テレビ猪名川アーカイブス(所蔵)より。
懐かしの現役時代の別府鉄道(べふてつどう)の写真をご紹介します。
こちらは1984年1月31日のサヨナラ列車(最終運転)の大雪の日でした。兵庫県の播磨地方冬でも比較的温暖な地域で滅多にあの大雪にはならないのですが、当時は別府鉄道の名残雪となりました。
土山線のさよなら運転列車
野口線のさよなら運転列車
別府港駅舎
前方に見えるのは別府鉄道の線路をオーバークロスする山陽電鉄・山陽新幹線の高架橋
さよなら運転(別府港)にかけつけた多くの鉄道ファン
別府鉄道最終運転最終列車(別府港駅にて)
キハ3号(元 佐久鉄道キホハニ56に復元保存)をはじめ別府鉄道の車両群が憩う別府港機関区
土山線の貨物・旅客列車に運用されていた2軸の客車ハフ7号は
元神中鉄道(現相模鉄道)ハ24号でした、現在は相模鉄道かしわ台車両基地入口に3号機関車と共に大切に保存されています。
国鉄キハ41057 ⇒ 元同和鉱業片上鉄道(キハ301)から移籍したキハ101号(昭和9年 川崎車輛製) 2008年までは別府港近くの中島公園に保存されていましたが、残念なことに老朽化が激しく廃却されてしまいました。
別府港駅にあった 信号テコ
DB201号機関車
DD502機関車
こちらは野口線と土山線の合流点、別府港駅でした。当時はここに機関区と広大な操車場があり、多種多様な車両がたむろしていました。
こちらは別府鉄道の現役時代、別府港駅構内で撮影した土山線、野口線の車両です。今この場所は大手スーパー、イトーヨーカドー加古川店となっており、風景も大きく変わりましたが、今も廃線跡には色々な痕跡が残っています。当時の土山線の車両は播磨町内、野口線の車両は加古川市内にそれぞれ大切に保存されています。
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「消えた東播磨のミニ鉄道を訪ねて」 by テレビ猪 名川 HD
撮影 誉田 勝
[Best_Wordpress_Gallery id=”184″ gal_title=”思い出をつなぐ鉄路(別府鉄道)”]
「思い出をつなぐ鉄路(別府鉄道)」by テレビ猪 名川 HD
8ミリ映像提供 兵庫県 加西市 三枝一夫様
大中遺跡付近
こちらは国鉄山陽本線土山駅と別府港を結ぶ貨物路線の土山線の
野口線 藤原製作所前駅(ふじわらせいさくしょまえ)
藤原製作所前駅付近
キハ2号(元三岐鉄道キハ5号)野口駅にて
高砂線キハ20号と別府鉄道キハ2号(野口駅にて)
元同和鉱業片上鉄道 キハ101号(野口駅にて)
DC302号機関車 遠く加悦鉄道(かやてつどう)へ車両不足の応援に遠征したことも
ハフ5号は元神中鉄道(現在の相模鉄道)のガゾリンカーキハ10(キハ10形)
土山線の車両DC302号機関車+ハフ5号は播磨町郷土資料館に保存されています。
また、野口線を走っていた当時の貴重な機械式気動車キハ2号(元三岐鉄道キハ5号)は加古川市内の円長寺公園の近くに保存され、市民ボランティア団体『旧別府鉄道キハ2号を守る会』の皆様の手により熱心な維持メンテナンス作業が続けられて大切に保存されています。
別府鉄道廃線当時に私(誉田 勝)が執筆寄稿した記事は鉄道ピクトリアル誌に掲載されました。
(昭和59年5月1日発行 鉄道ピクトリアル5月号 通巻432号 執筆記事)
記事はこちら↓クリックでオリジナル原稿をお読みいただけます。
旧別府鉄道の保存車両(その1) [2019年02月01日(Fri)]
https://blog.canpan.info/koutsubunka/archive/119
旧別府鉄道の保存車両(その2) [2019年02月08日(Fri)]
https://blog.canpan.info/koutsubunka/archive/120
撮影写真はすべて 誉田 勝(こんだまさる)
テレビ猪名川アーカイブスは今後もお客様秘蔵の貴重な懐かしの映像や写真をデジタル化をしてまいります。
テレビ猪名川アーカイブスではこれら貴重な映像や写真の出版物や放送用資料映像としての素材提供も行っています。
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(テレビ猪名川アーカイブス)
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