★★テレビ猪名川アーカイブス(所蔵)懐かしの現役時代の鹿児島交通(かごしまこうつう)

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テレビ猪名川アーカイブス(所蔵)より。

懐かしの現役時代の鹿児島交通 枕崎線(かごしまこうつまくらざきせん)の写真をご紹介します。
こちらは現役時代、主に今の南さつま市にあたる当時車庫のあった加世田(かせだ)駅構内で撮影した鹿児島交通鉄道線の車両です。
加世田駅は現在は鹿児島交通のバスターミナルとなっており、一部車両が保存されている以外は当時の駅の面影はほとんどありません。当時の国鉄指宿枕崎線の接続駅 枕崎駅はかなり立派な駅舎が有ましたが、現在の指宿枕崎線の終点枕崎駅は無人駅となり、駅舎も無く、接続していた、鹿児島交通枕崎線も廃線となり、なにもない何か侘しさが漂う駅となってしまいました。当時は一部列車は国鉄の西鹿児島駅まで直通運転を行っていた列車もありました。
鹿児島交通は今は鹿児島県内にバス路線網を持つ、バス会社のイメージがありますが、かつては鉄道路線を持った鉄道会社でもありました。1914年(大正3年)に南薩鉄道によって開業して以来、薩摩半島での重要な交通機関として役割を果たしてきたが、1960年代には南薩鉄道は経営難に陥り、1964年(昭和39年)9月に大隅半島でバス事業を営業していた三州自動車に合併され鹿児島交通が誕生。以降も鉄道部門は貨物輸送の廃止などの合理化を進めたが、沿線人口の減少や自動車の普及に加えて、沿線から鹿児島に向かう客も同社のバスに流れるようになった。

1970年代に入ると車両や設備の老朽化も著しくなり、1983年(昭和58年)6月の豪雨で大きな被害を受けたこともあり、伊集院 – 日置間と加世田 – 枕崎間は復旧しないまま1984年(昭和59年)3月に廃止されました。

100形ディーゼルカー

300形ディーゼルカー

当時の関西学院大学鉄研の同期生(坂岡君、山口君)とともに加世田駅にて

鹿児島交通加世田駅

加世田駅構内から車庫方面を望む

100形ディーゼルカー

鹿児島交通南薩線沿線は田園風景の最果て感いっぱいの路線でした。ゆらゆらと線路状態の良くない路線を走るディーゼルカーからの車窓にわくわくしたのを覚えています。

国鉄キハ10タイプの300形ディーゼルカー

国鉄キハ07タイプの100形ディーゼルカー

DD12型02号ディーゼル機関車

この機関車は元国鉄の機関車で終戦後に日本に進駐した米軍が持ちこんだ電気式凸型機関車でその後、日本国内で製造されたDD11型、DD13型、DD51形に発展したといわれています。(現在も加世田の鹿児島交通のバスターミナルに保存されています)

車庫前に廃車となった国鉄C12タイプの蒸気機関車が2両が残されていました。

郵便車 ホユニの廃車体です。

車庫の横に停まっていたテフ25号です。
「テ」は手荷物のテだそうです。貨物列車の緩急車で活躍したそうです。

現在はこの加世田駅の跡にできた鹿児島交通加世田バスセンター内(南さつま市)に一部の車両や施設が保存されています。

撮影はすべて 誉田 勝(こんだまさる)

今後テレビ猪名川アーカイブス(所蔵)「懐かしの現役時代の別府鉄道」他、「懐かしの現役時代の鉄道」をシリーズ化(今後)してポストカードとして、映像はDVDとして商品化(テレビ猪名川ネットショップ限定)を予定しております。ご期待ください。

テレビ猪名川アーカイブスは今後もお客様秘蔵の貴重な懐かしの映像や写真をデジタル化をしてまいります。

テレビ猪名川アーカイブスではこれら貴重な映像や写真の出版物や放送用資料映像としての素材提供も行っています。

アナログの動画、写真のデジタル化、素材提供、使用など各種お問い合わせは

テレビ猪名川のお問い合わせフォームからお願いいたします。

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